第15回 院内勉強会 ”脂質異常症の考え方”
2024年12月4日、第15回 院内勉強会において、”脂質異常症の考え方”というお題で、副院長の中村がお話をさせていただきました。
脂質異常症は、ともすれば、LDL-コレステロールが”高い”とか”低い”などの二元論で語られますが、決してそういうものではなく、年齢・性別・体重・生活習慣病などの動脈硬化リスクの状況によってLDL-コレステロール目標値が変わること、頸動脈エコーや脈波検査などによって直接動脈硬化の状態を把握しないとわからないことが多々あること、さらには、持病や人生観によって栄養指導の方法や治療方法すら変わりうること、そういったことを、実際に経験した症例を通じて学びました。
脂質異常症は、全人的に病態を把握した上で、オーダーメイドのマネージメントが必要なのです。